   | つかうこと
資料探しに神田の三省堂へフラフラと。
無事資料探しを終えて、そうそう、
上の階には模型屋があったぞと。
エレベーターに乗っちゃって。
買う気も無いのに足を踏み入れてしまったが最期、
あっちの棚からこっちの棚へ。
最近模型を買っても悲しいかな作る気力が薄れていて
買って安心して終了みたいなことに
なりがちなんだけどやっぱり気になる。
子供の時のように
模型にワクワクしなくなってきてるのは確か。
そんなハイなのかアンダーなのか
はっきりしないボクのもやもやを察してか
「何かお探しですか?御主人様?」って
言わなかったけど、
「V6のイノッチにちょっと似てる」
お店のプチオタク風の若い衆が声を掛けてくれて
そこからオタク談義ともセールストークとも
つかないようなオヤジと若い衆の混沌トークが
始まってしまって。
20分ほど立ち話した時にふと気がついた。
この空気はやばい。
完全にイラストレーターじゃなくなってると。
もの作るのは好きだけどオタクにどっぷりというのは
ちょっとひいてしまう。
好きだけど嫌いみたいな感じ。
で、その微妙な空気を払拭するのに持ってこいな
逸品を発見!やすりです。
プラスチック専用やすり。
やすりなんてもう15本位もってるのについ。
この濃い空気から逃げられるのと
ボクのモノ作りへの情熱がやすりの棚から
一本を選ばせたのでした。
ま、いろいろ言い訳を並べたけれど
道具が好きなんですな。
DIYな道具は狭いマンション暮らしなボクでも
やはり無いと困る。
小さなドライバーからはじまって、やすり、ペンチ、ニッパーなどなど。
大物は電気ドリル位まで。普段の仕事でもペンやカッター、ハサミにライトボックス、
PCも所詮は道具だし。
気分転換にしたりするお料理も
道具が無いと始まりません。
とにかく有ると無いとでは大違い。
たった1つ増えるだけでできる事や
かかる時間がグッと変わったりする。
やはり先達はスゴイと感動したり。
手に持って使うモノは言葉と同じで、
アタマの中やココロの中にあるものを
からだの外に出すためのモノだ。
自転車や車も移動したい気持ちで機械が代わりに
動いてくれていたり。
イイ職人ほど手を洗う回数が多いなんて話を聞いた事がある。
道具はカラダの延長だと考えれば車をピカピカにすると気持ちがイイのも合点が行く。
お金使うと気持ちよかったりするけど、
手も足も使ったらしんどいけど楽しかったり。
思えばアタマも生きるための道具か?
何もかもやっぱりメンテナンスが大事だなーと、
つくづく思いましたとさ。
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大久保ナオ登 :イラストレーター
1964年 岐阜県生まれ。
京都外国語大学中退、
1986年 東京デザイナー学院名古屋校卒。
第5回 ハンズ大賞入選。
第16回 愛知県優秀広告作品展入選
1996年 ARTBOX イラストファイルオーディション入選
1997年 9th Dimentional Illustrators Awards Show銅賞
1998年 10th Dimentional Illustrators Awards Show銅賞
1999年 11th Dimentional Illustrators Awards Show銅賞

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