  | なおすこと
どーも古いモノをなおして
使うのが好きらしい。
新しいモノを買ってきて壊れると
スゴく腹立ったりするくせに、
古いのだと壊れて当たり前だからか
壊れなかったりすると妙に誉めてあげたくなったり、
逆に何で壊れないのかと変な難くせ付けたくなったり。
最近のモノはなおすなんてことを前提にしてないから
調子悪くなっても手を入れる余地がない。
愛着が湧かない仕様だ。
組み立てに接着剤を多用してあると
プラモ好きのくせに「何でネジで留めないのか?」とか
思っちゃったりする。
昔のモノって一括りにはできないけど
例えば、ラジカセとかバイクとかラジコン、車、
バッグや靴みたいなモノたちをバラして磨いて
だめになった部品を交換して組み立てる。
いたって単純なことなんだけどなんだかワクワクする。
基本的に子供の時からやってることはかわってない。
元に戻せるのかどうか分からないモノを
ドキドキしながらバラし、そのダメな部品を交換して
本来の性能を取り戻させるのが楽しいんだけど、
ここがポイントで、中途半端に大人なもんだから
その部品が手に入りにくいと
余計に燃えてきたりしてしまう。
見つからないとなると仕事そっちのけで探し出して
とまらなくなってしまう。
以前、ラジコンの生産中止になったパーツを
ネットと雑誌と電話を駆使して探しまくってしまった。
気がついたら始めて6時間も経ってた。
結局昔から知ってるお店にあった。
そんなことの繰り返しだ。
しかし、そんなふうに古くなって
ガタピシしてたのが段々と息を吹き返して
自分のイメージに近付くに従って
「ニタニタ」してくる。「ニタニタニタニタ」。
仕事してても出掛けてても
気になって気になって仕方なくなる。
少しでも早くでき上がった状態が見たくて
気がつくと明るくなってきて・・。
リサイクルとかじゃ全然ありません。
そんな健全ではなくてもっと純粋(?)に
ただおもしろい。かっこいい。
それだけ。
ボクの人生自体が言ってみれば
こういう無駄で形作られているのかも。
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大久保ナオ登 :イラストレーター
1964年 岐阜県生まれ。
京都外国語大学中退、
1986年 東京デザイナー学院名古屋校卒。
第5回 ハンズ大賞入選。
第16回 愛知県優秀広告作品展入選
1996年 ARTBOX イラストファイルオーディション入選
1997年 9th Dimentional Illustrators Awards Show銅賞
1998年 10th Dimentional Illustrators Awards Show銅賞
1999年 11th Dimentional Illustrators Awards Show銅賞

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