 |
つづけること
生来、三日坊主な体質なので
なかなか続けるということができない。
これといった趣味も今はなく、
車も模型も大好きだけど今はどちらもお休み中。
カラダを思いジョギング始めたら
3日目でヒザ痛のためドクターストップ。
ウォーキングも1ヵ月ほどで中断。
子どもの時の習い事もいろいろやったけど
続いたのはやっぱり絵だけだったなー。
1ヵ所に住み続けるのも苦手だし、
結婚生活も続かなかったしなー。
と、そんなボクにも続けられてるのがこの仕事。
イラストレーターというお仕事。
22歳でこの業界に入ってはや20年。
20周年でもやりたいところだけど
大してうまくもなってないのでお恥ずかしい。
かけた時間が必ずしも成果に反映されないという
いい見本ですな。
最近、いろいろなご縁で落語を観る機会が増えた。
週に3日なんて時もあったり。
で、つい1年ほど前に
もともと知り合いだったデザイナーさんが
落語家さんと結婚することになり、
そんなご縁でその方を応援するようになった。
もう2つ目10年あまり。
大変な才能の持ち主で「何で二つ目?」
な感じだったが、ついこの間真打ちに昇進された。
身内の方のお喜びはさぞやと想像に難くないが、
2、3度お話しさせていただいただけのこちらまで
やっぱり自分のことのように嬉しかった。
前座から数えて十数年にもなるらしいが
その間に業界を辞めていった方々も
相当数いらしただろう。
どの業界も同じだが真面目だけでは
どうにもならないこともある。
かといって、ボクのような凡才には
努力というよりまず、続けるしかないように思う。
この仕事のおかげで飯が食え、
この仕事のおかげでいろいろな方々と出会える。
好きなカッコウで、
好きな時間に出掛けられ、
好きな本が買える。
シャキッと社会人をしている人たちからすると
「よく生きてるなあんた」といった感じだろうが
この心地よさを手に入れるために
結構苦労もしたんだよ。
うんうん。
あくまで自分的な心地よさではあるけどね。
このさき20年、30年と続けていきたいな。
そしたらまだ見えてないものが見えてくるかな。
わかんないことが少しでもわかったらいいね。
間、とか、行間、とか、心のひだみたいの。
続けていきます。
それがボクのプライドでもあるし。
|
|
 |


大久保ナオ登 :イラストレーター
1964年 岐阜県生まれ。
京都外国語大学中退、
1986年 東京デザイナー学院名古屋校卒。
第5回 ハンズ大賞入選。
第16回 愛知県優秀広告作品展入選
1996年 ARTBOX イラストファイルオーディション入選
1997年 9th Dimentional Illustrators Awards Show銅賞
1998年 10th Dimentional Illustrators Awards Show銅賞
1999年 11th Dimentional Illustrators Awards Show銅賞

|